発音できない単音にこだわりすぎない

発音練習に役立つ話 ――― 発音できない単音にこだわりすぎない


発音練習をしていると、苦手な音、何度練習しても上手く発音できない音がでてくるかも知れません。
例えば、 や L や C: など苦手とする人が多いです。

ひとつの音が出来ないとそればかり気になって固執してしまいがちなものです。
ですかあまりこだわりすぎないようにしましょう。

固執することで口の動きが硬くなり、喉にも力が入り、余分な所に力が入り柔軟な動きができなくなってしまうことも多いからです。

そういう状態では何度繰り返してもうまく行きません。
時には「気にしない」ことも取り入れましょう。

極端に言えば、一つや二つうまく発音できなくても、通じます。

通じるために必要なものは単音(母音・子音)だけではないからです。
(参照:発音も段階的に伸ばしていこう)

それに、英語特有の発声の仕方、息の量、音の共鳴、舌や口の柔軟な動きなど、全体的に共通するようなところも多くありますので、一つの音が別の音ができることにつながったりします。

ですので、他の音に移って練習したり、できる音の完成度を高めたり、目先をかえ、別のことを練習しているうちに、苦手だった音のコツがつかめることもあります。

これは指導していてもよく感じることなのですが、発音のコツをつかむ瞬間は、積み重ねの練習の先だったり、別の練習からつながったりするものなのです。

(18/9/23 revi)