タイプ別学習ナビ
▼ あなたに適したおすすめ学習ルートとアドバイス
1) 自分の英語はカタカナだと思う、発音を習ったことがない
2) 発音教材などで少し独学したことがあるが、できているのか分からない
3) 発音を独学したことがあり、自分なりに一通り母音・子音/単語の練習をしてみた
4) 発音は悪くないと思うが、どことなく日本語っぽさがある。自信がもてない
2) 発音教材などで少し独学したことがあるが、できているのか分からない
3) 発音を独学したことがあり、自分なりに一通り母音・子音/単語の練習をしてみた
4) 発音は悪くないと思うが、どことなく日本語っぽさがある。自信がもてない
1) 通じるために最低限必要な発音は身につけたい
2) リスニング力を伸ばしたい
3) スピーキングの際、発音にもっと自信が持てるようになり
4) ネイティブに近いきれいな発音で音読したい
2) リスニング力を伸ばしたい
3) スピーキングの際、発音にもっと自信が持てるようになり
4) ネイティブに近いきれいな発音で音読したい
1) 1~3ヶ月
2) 半年くらい
3) 1年くらい
4) 2年以上
2) 半年くらい
3) 1年くらい
4) 2年以上
1) てっとり早く・短期集中型
2) たのしみ型
3) 周りに同調(協調)型
4) まじめにコツコツ型
2) たのしみ型
3) 周りに同調(協調)型
4) まじめにコツコツ型
▼ 現在の発音レベルから選択
1) 自分の英語はカタカナだと思う、発音を習ったことがない
まず、英語にはどんな音素があるのかを知り、カタカナでは英語の音が表現できず、正しく区別して発音しないと特に通じない音があることを理解しましょう。
また以下を気をつけるだけでも、カタカナから英語に近づきます。
(1) 余計な母音をつけない
(2) 子音連続音に気をつける
(3) 英語と日本語の音節の違いを知る
正しく区別して発音しないと特に通じない音で、最低限これだけは意識して練習しましょう。母音15個、子音10個です。
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2) 発音教材などで少し独学したことがあるが、できているのか分からない
自己学習に取り組んでみたものの、続かない大きな理由は、「自分の発音が合っているのか分からない」ために少し学習した程度でやめてしまい「聞く量・練習量が圧倒的に足りない」ことです。
単音を聞いて発音した程度では、分からない・忘れてしまう、のは普通のことなのです。そこであきらめず、単音が完璧でなくても構わないので、単語練習にもぜひ取り組んでみましょう。
英語の音に慣れていくためには、たくさん英語をきいて真似をする、という量が必要です。
日本語の音とはっきり異なる音は、独学する上では分かりやすいともいえます。ですからまずは子音を一通り行ない、それから単語練習で定着させましょう。
母音は日本語と似ている音が多いため分かりにくさがありますが、言い分けができないと通じない重要母音(ア系母音、R系母音)にまず気をつけます。また母音のコアとなる15音だけに絞って学び、それらの発音を意識しながら英語学習をしましょう。
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3) 発音を独学したことがあり、自分なりに一通り母音・子音/単語の練習をしてみた
英語の音素の概要はつかんでいる場合が多いですが、単語はまだ不安定さがみられます。発音に気をつけようという意識をもっていらっしゃいますが、まだ発音記号と音が全部一致しておらず、頻出単語も母音があやふやな場合も多いです。
また、このレベルの方はまだ発音に自信がなく、合っているかどうか分からないと感じている場合が少なくありません。
こういう場合は、練習量がやはり必要です。
新しい音を覚えようと意識して聴き、記号は参照する程度で構いません。その過程で音と記号が一致していき、自然に発音記号を覚えてしまった、というくらいの練習量が必要です。
子音を一通り学び、気をつけて発音している人でも、出来ていない場合が多いのは以下の音です。
[n][m][w][r][T][D] ダークL
単音が出来ていても、単語になるとスムーズに言えないものが必ず出てきます。子音連続や、様々な子音+母音のつながりが言い慣れていないことが挙げられます。ですから単語の発音練習は100回行なうくらい量をこなしましょう。
またよく使う基礎単語を、日本語の音で適当に発音している場合も多いです。せっかく単音の学習に取り組んだのですから、頻出単語などは特にアクセントのある 子音+母音を覚えることを意識して、練習しましょう。
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4) 発音は悪くないと思うが、どことなく日本語っぽさがある。自信がもてない
いくつかパターンがあります。
◆ 英語力があって、感覚的にプロソディを真似ていて、カタカナっぽさはあまり感じない無難な発音
◆ 子音は部分的に気をつけているが、母音はよく知らない(ので、似た単語の区別がついてない)
◆ 母音が日本語の音になっており、英語特有の響きや音質がない
◆ イントネーション・リズムにくせがある
◆ 母音を間違えて発音、自己流で発音しているところがある(例えば、R系の母音ではない所で、舌を巻きRっぽくなっているなど)
◆ 文章を早く読むことで、わからないところは曖昧にしたり不明瞭にしたりしている(感覚的に音真似していて、母音があやふや)
ご本人の目指す発音レベルによって、自己発音の感じ方は人それぞれな所がありますし、皆共通のアドバイスは難しいところですが、どこに原因があるのかを探り、上記を参考に自己分析し改善戦略を立ててみましょう。
いろいろとパターンがありますので、一概に言えませんが、このレベルの方は、単音に限って言うと、重要な子音やR系母音は気をつけています。具体的には以下の発音で日本語っぽさが出やすいことが多いです。
⇒ [a][A][E] の母音
⇒ [i:][i][u:][u][e] の母音
⇒ [m][n][w][j] などの子音
また以下のような発音矯正も教室ではよく行います。
子音が弱い(t, f, s, th など)ので息を強くする
母音を徹底して練習する。特に共鳴音(響き)が出せるように発声の仕方を変える
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▼ 目標から選択
1) 通じるために最低限必要な発音は身につけたい
日本語の母音はわずか5つである一方、英語の母音は、20個ほど(数え方の違いにより16~24個)あります。カタカナ英語、つまり5つの母音で英語発音を理解していると発音の壁が生じます。
カタカナ英語は、英語の音を都合よく日本語に変えて定着してカタカナ英語になったものですから、本来の音と異なり通じなくなるものが多くあります。カタカナで英語を考えている混乱しますから、まずはカタカナから離れて新しい音を覚えていく、という意識で取り組む方が良いです。
そしてまずは必須の母音・子音を意識して練習しましょう。
⇒ 誤解されないための、超必須子音 厳選10個
⇒ [a][A][V][C:][aC][cC] の母音
⇒ 余計な母音を語尾につけない。子音連続の単語で、間に母音をはさまない。
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2) リスニング力を伸ばしたい
読み書き中心の英語学習であったり、英語をカタカナで考えたりしていると、自分が思っている音と、実際に聞こえてくる英語には大きなギャップがあります。
リスニング力が伸びない要因は様々ありますが、そのひとつである発音の場合、その役割は、この音のギャップをなくし、英語の音を覚えていくことです。
英語の単音を把握して、発音記号を覚えるくらい単語練習を行うことをお奨めします。意識的に同じ音を出そうとする練習は、日本語にはない新しい音を覚えながら耳も鍛えられていきます。人は自分が発せられる音はスーッと聞きとれます。
また、文章になると、単語間のつながり(リエゾン)、音の同化や脱落、母音の弱化、強弱リズムなど、自然な音の変化が生じます。
一語一語切って、どの単語も同じ調子でフラットに読む英語に慣れてしまっている方は、かなり本来に聞こえてくる英語との差が大きいはずです。この場合も文字をとらわれず、自分の思い込みの音は忘れて、聞こえてくる音の連続をそのままを真似するように音読練習を行なえば効果はかなり違ってきます。
英語学習において音読の効果は大きいです。
面倒くさがらずに、聞いたものをそのまま真似して声にだす、ことは継続して行ないましょう。
そして音読練習の何倍も英語を聴きましょう。ただ聞き流すだけではなく、スクリプトで確認して、どこがどういう理由で聞きとれなかったかの分析作業を必ず行ってください。
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3) スピーキングの際、発音にもっと自信が持てるようになりたい
何度も発音練習した決まった単語や文章なら、そこそこ英語らしく発音できるけれど、英会話の時には、すぐにカタカナに戻ってしまう、
という悩みをよく聞きます。
これは発音習得の過程における壁のひとつで、着実にステップアップしてきている、ともいえます。
聞いたものを同じように真似して発音する、という再現力があっても、会話の中での発音を安定させるには正しい発音が定着していなければならず、そのためにはそれ相応の反復練習や、注意して何度も会話で使ってみる、という経験が必要になってきます。また、流暢に発音するには英語力も大きく関係します。
ですから、発音がカタカナになったと分かっているのに咄嗟にうまく言えない・・・、のは必然とも言えます。
会話の時には、他にも多くのことを考え頭はフル回転しているのですから、発音のことばかり気にしすぎると会話が進まなくなります。”少々カタカナになってもいいじゃない”、それに気づくことで”次回はもう少し良い発音になるように意識して使ってみよう”、くらいの気持ちでいいんです。
最初からネイティブみたいな発音を会話に適用できる人なんていませんから。
日本語と英語が頭の中でしっかり分かれ、定着するくらい反復練習や音読を行いましょう。
できれば、発音のきれいな日本人、またはネイティブスピーカーと英会話練習できる環境が望ましいです。(周りがカタカナ英語だと、簡単に影響を受けてしまうものですから)
間違っても構わないので正しく発音する意識は忘れずに。
実際に発音練習した英語をどんどん使ってみて実践経験を積み重ねましょう。
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4) ネイティブに近いきれいな発音で音読したい
すでに発音レベルが高い方は、録音して客観的に自身の発音を聞き比べることが大切です。
苦手な音は何か、
英語らしさがないのはどこか、
単語や文章によって不安定になるもの、
などを自己分析して練習を積み重ねなければなりません。
まだそこまでのレベルに達していない方は、まずは、単音→単語→短文→長文と順にステップアップしていきましょう。
興味がある内容や好きなジャンルの英文の音読練習。
また、手本とする音源も、好きな声や人の方がやる気がでますのでお奨めです。
自身の発音を録音して客観的に判断する意識をもって練習しましょう。
違うと感じていてもうまく出せない場合、必ず原因があります。
よくあるのは、
・自分はこう動かしているつもりでも、実際に口や舌はその通りに動いていない
⇒鏡などで動きを確認
・基本的な口の動きに固定され、口周りなど余計な力が入りやすい
⇒発音に慣れてきた方は、口の動かし方など応用させても構いません。言いやすい口の動きを探ってみてください。
・思い込みやくせ
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▼ かける時間から選択
1) 1~3ヶ月
英語初心者なのでとりあえず必要最小限の発音学習でいい という方向けです。発音を定着させるにはどうしても練習量と時間は必要になってきますので、1~3ヶ月では、すべきところを絞り込んで練習した方がいいでしょう。
まずは最重要子音の練習する、それから重要母音を練習します。単音だけでなく単語練習も一緒に行なうことを忘れずに。3ヶ月あれば、少し短文練習を行うこともできますから、身近な英語や、学習に関係する英文でも声に出すことを心掛けてみましょう。
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2) 半年くらい
短期集中で行なえば、子音母音を一通り、必須単語、短文などまでは練習できる期間です。あまり時間をかけられない(かけたくない)、短期集中で大事なところだけしたい、急いで基礎発音を身につけたい、という方向け、です。
子音・母音全部。
単語練習:それぞれの単音がどの単語でも安定して出せること。
短文練習:単語間をスムーズに。英語リズムやイントネーションをそっくりそのまま真似る音読練習
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3) 1年くらい
ややゆっくりペースでしっかり発音基礎を身につけられる期間です。
子音・母音全部。
単語練習:子音母音がどの音のつながりでも安定して出せることを目標に
短文練習:単語間のスムーズなつながり(リエゾンの理解と練習)、英語リズム・イントネーションを真似る音読練習。
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4) 2年以上
発音の基礎を徹底的に身につけて、長い文章を英語らしいきれいな発音で音読練習可能になる、期間です。英語らしい音の響きや音質まで気をつけた発音を身につけることも可能です。
子音・母音全部。
単語練習:子音母音がどの音のつながりでも安定して出せることを目標に
短文練習:単語間のスムーズなつながり(リエゾンの理解と練習)、英語リズム・イントネーションを真似る音読練習。
音読練習:様々な長い文章をたくさん読みこむ。録音して客観的に自信の発音を聞く。
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▼ 性格から選択・・・時には、ご自身の資質に向いた学習もありかも!
1) てっとり早く・短期集中型
発音が定着するには、それ相応の反復練習と期間が必要なので、短期間でできる範囲はやや限られてきます。それをふまえて、短期で取り組みたい方は、カタカナだと誤解されやすい重要な英語の音にまず取り組みことをお奨めします。
また、かっこいい発音になりたい、と漠然としたものではなく、発音練習する目的・目標を具体的に考えることも有効です。
語尾に母音をつけない、練習
子音連続音に気を付ける(子音間に母音をいれないように)、練習
間違うと誤解される、最重要子音・母音の練習
その重要子音・母音が安定して出せるように単語練習
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2) たのしみ型
単音や単語の練習というのは、発音練習の中では正直あまり楽しくないかも知れません。。
ご自身が興味のある内容の英語や、好きな人が話している英語を真似する、あるいは好きな洋楽を聞いて真似る、など勉強的要素をできるだけなくしてはいかがでしょうか。
題材を楽しいもの興味のあるものを選ぶ
英語の早口言葉
洋楽
マザーグースなどリズミカルなもの
興味がある内容の英語
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3) 周りに同調(協調)型
周りがカタカナ英語だったりすると、安心してしまい、あえてカタカナ英語を変えたり、カタカナ発音に疑問を持ったりしないタイプかも知れません。
発音の上手な日本人やネイティブスピーカーに習ったり、一緒に発音学習に取り組める仲間や友達がいる方がいいでしょう。
そうでなくとも、
発音は周りにすごく影響されやすいものですから、英語環境を作ったり、発音を変えようという意識を持ったりすることは大事なことです。
発音学習仲間を作る
ネイティブスピーカーや発音の上手な日本人と接するようにして、カタカナ英語を極力避ける
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4) まじめにコツコツ型
単音から順にステップアップして発音学習することをお奨めします。
単音(母音・子音)
↓
単語(単語内で母音・子音がスムーズにだせるように)
↓
短文(単語間をスムーズに。アクセントのある音節を丁寧に発音)
↓
音読練習(リズムやイントネーションの練習、意味のかたまりをスムーズに読む練習)
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